大空ぐみのみそ作り
わらしこ保育園では、例年1月になると大空ぐみの子どもたちが「みそ作り」を行います。
そして地球ぐみになった時にこのみそを持って「松之山合宿」に行きます。
↓ みそ作りの様子を少しだけお見せします
今回は2日間に渡って、大豆3㎏分のみそを作ります。
まず1日目は、前日に浸水しておいた大豆を、親指と小指で潰せるくらいになるまで柔らかく煮ます。
と、その前に乾燥大豆に比べて、浸水した大豆は大きく膨らんでいることに気が付きました。
浸水後の大豆を食べてみたいというリクエストがあったので、みんなで少しだけかじってみました
「美味しくない~」「苦い~」「葉っぱみたいな味がする」
煮る前の大豆は、かなり青臭さがあります。
順番に大豆をお鍋に入れ、水を入れたらあとは3~5時間ひたすら煮るだけです。
1日目の作業はここで終了です。
2日目は、子どもたちもエプロンと三角巾、マスクをしてみそ作りに挑みます。
昨日茹でた大豆を袋に入れて1人ひとりが潰していきます。
揉むように潰す子もいれば、叩くように潰している子、一粒ずつ潰す子など潰し方は様々です。
大豆を潰している時点で「もうみそが出来上がったみたい!」と言っていましたが、
大豆だけではみそは出来上がりません。全員が潰し終わったら、次は「塩切り麹」を作ります。
塩切り麹は塩と米麹をやさしく手ですり合わせます。
ここでみそには欠かせない「麹菌」「発酵」のお話です。
大空ぐみは毎日自分たちでお米を炊いているので、いつものお米に麹菌をくっつけたものが米麴
といい、菌は目には見えませんが小さい生き物です。この米麹が大豆に働きかけることを「発酵」
といいます。この麹菌は身体にとって良い働きをしてくれますが、一方でインフルエンザ菌のよ
うに身体に悪さをする菌もいるということを大空ぐみさんには知っておいてもらいたいです。
先ほどの塩切り麹に潰した大豆を入れ、よく混ぜたら「みそ玉」を作ってみそ樽の中に空気を
抜くようにして投げ入れていきます。
次にみんながこのみそをお目にかかるのは地球ぐみになってからなので、
最後にちょっとだけ味見をして、「美味しくな~れ」と言ってから蓋をしました。
どんなみそが出来上がるかとても楽しみです。
その日のお昼ごはん時、「大空さんのみそはできていないからそれまでは厨房さんが作ってくれ
たみそなの?」と質問がありました。
わらしこのお昼を全て賄えるほどは作れませんが、わらしこごはんに登場するみそのうち半分近
くはわらしこの大人たちが毎年作っているみそなんです。
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