わらしこ保育園との出会い・・・

2021.11.16 わらしこ職員の想い

わらしこ保育園との出会い・・・

 

わらしこ保育園との出会いは十数年前。保育士という仕事に興味を持ち、アルバイトの募集をしている園を探して府中市内の保育園をあたっていた時、行きついた園がわらしこ保育園でした。

面接の日、園に入った時に受けた印象は今でも覚えています。

木をふんだんに使った園舎で、床は板張り、子どもが使っている椅子やテーブルも木製、ホールの大きな窓からは温かな日差しが降り注いでいました。「なんて心地いい所なんだろう」

面接の直前で緊張しつつもそう感じたのを覚えてます。

また、保育士の方々はエプロンを付けておらず、子ども達には名前で「〇〇ちゃん」と名前で呼ばれていることに気付きました。保育士は「先生」と呼ばれているイメージがあったので、「〇〇ちゃん」と呼ばれてることに驚いたことを覚えています。後から知りましたが、わらしこ保育園では、大人と子どもとの対等な関係性を大切にしているため、名前で呼んでいるのです。しかし違和感はありませんでした。それは、園舎の温かい雰囲気も含め、子どもと保育士のやりとりの様子が、まるで1つの家で家族が和気あいあいと、ほのぼのと生活しているような、そんな温かい印象があったのです。

面接を経て採用していただき、保育補助として働いていく中で、わらしこ保育園の保育を知れば知るほど魅力的な保育園に思えてきました。

園庭では裸足で泥遊びをする子ども達。泥団子を作ってる子がいれば、泥の水溜まりの中を飛び跳ねてる子もいたり、大人も裸足で一緒になって遊んでいました。子どもも大人もみんな楽しそう。散歩では浅間山や多磨霊園など季節の自然が感じられる場所へ行き、虫や草花に触れたり、山の中を駆け回ったりして遊び、自然の中で沢山遊びました。沢山遊んだらお腹を空かせて手作りのおいしいご飯をお腹いっぱい食べ、その後お風呂に入って温まり、ぐっすりお昼寝をします。子どもも大人もなんて楽しい生活をおくっているんだ。そう思いながら働いていました。

ある時園長から「子どもが自然の中で『よく遊び、よく食べ、よく眠る』ことができる環境を保障して、子ども達が『子どもらしい子ども時代』を過ごせるような保育をしていきたい」という話に感動し、そんな保育を自分もしていきたい、ここで正規職員として働きたい、という思いになり、無資格者だった私は通信制の短大に通い保育士の資格を取得して、正規職員として採用していただきました。

現在は法人内で異動があり、わらしこ第2保育園で働かせていただいています。

近年はコロナの影響で密を避けたり、消毒などの感染防止の徹底であったり、大変な状況が続いていますが、どんな状況でも、子ども達がよく遊び、よく食べ、よく寝て、子どもらしい子ども時代をおくれるような保育ができるよう、出会った頃と変わらずに今も働き続けています。

 

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